落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
ナツツバキ
夏椿(シャラの木)は、6月頃にツバキに似た白い花を咲かせるツバキ科の落葉高木です。夏椿(ナツツバキ)という和名は、ツバキに似た花を夏に咲かせることから名付けられました。日本原産で、東北以南の山地に自生しています。葉の形は先がとがったタマゴ形、葉は明るい黄緑色で葉脈がはっきりして、新緑や紅葉も楽しめる樹木です。幹は灰褐色でなめらかでサルスベリに似ています。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの遊び&趣味に使える植物
ミモザ
【常緑広葉樹】
「ミモザ」はギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。シルバーリーフと呼ばれる銀色がかったグリーンの葉が特徴的な半落葉~常緑高木です。
黄色の房状の花が咲くアカシアの仲間の呼び名として使われています。
ミモザ(アカシア)は庭木としても人気です。銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木です。ただしミモザ(アカシア)は庭植えにすると非常に大きくなるので、植える場所を考える他に毎年の剪定が必要になります。
風に弱く、枝が折れやすく倒状しやすいので台風等に備えて事前の枝抜きが必要です。
開花時期:2月~3月
花の時期には木全体が黄色く染まるほど、黄色い小さな花が集まった球形の花を多数咲かせ、芳香を漂わせます。
葉がきれいなシルバー色で、葉の長さが短い特徴があります。葉の触り心地は意外と硬い感じです。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
ブラシノキ
【常緑高木】
オージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物で、フトモモ科の常緑の花木です。
英名では瓶を洗うブラシに似ていることから、ボトルブラッシュ(Bottlebrush)と呼ばれています。
暑さに強く手入れが簡単、害虫がつきにくい、華やかなか見た目などの理由で、最近はシンボルツリーに選ばれることも多く、花は切り花やドライフラワーとしても流通しています。
関東南部以南であれば屋外での越冬も可能で、霜があまりおりない地域では地植えもできます。
開花時期:5月~6月
赤やピンク、白のブラシのようなユニークな形の花が咲き、開花時はとてもインパクトがあります。
ブラシの木は赤色の品種が多くみられますが、白花やピンクの咲く品種もあります。
常緑 低木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの生垣
ポップブッシュ(ドドナエア)
【常緑中木】
気温が低い時期は赤葉~銅葉、気温が高い時期は緑色の葉が展開する、年中葉色を楽しめる常緑樹。
シンボルツリーや目隠し樹木としても利用できる。
比較的耐久性も高く、病害虫被害も発生しないので、手入れが楽なので初心者でも育てやすい樹種の一本。
冬に紅葉した葉っぱは5月くらいまで残り、5月に新芽が出ると緑の葉っぱに入れ替わります。
常緑 高木常緑 低木シンボルツリーにオススメ食用になる木花の咲くもの生垣
フェイジョア
【常緑広葉樹】
最近庭木として人気の高いフェイジョア。葉が密生し、球系の整った樹形になります。
鮮やかな花と銀葉が美しい南米原産の果樹です。秋になる実は香りがよく食用にも。
洋風のお庭のシンボルツリーや生垣にも最適です。
開花期:5月中旬〜6月
淡いピンクの花弁を広げた中央に、真っ赤な多数のおしべが放射状に広がる愛らしい花姿で、花木としても人気があります。
果実の収穫期は10月中旬〜12月上旬
ただし、一部の品種を除いたほとんどが自家不結実性で、1本だけでは実がつきません。果実を楽しみたい場合は、異なる2品種以上を植える必要があります。果実は卵くらいのサイズで、自然落下を待って収穫し、追熟させます。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの日陰にオススメ
ハイノキ
【常緑広葉樹】
繊細な葉が特徴のハイノキ。枝葉を焼いた灰が染料に使われることから「灰の木」とよばれます。
自然樹形は美しく洋風・和風を問わず、目隠しや生垣、シンボルツリーとしても最適です。
枝はよく分枝し、小さな照り葉が密について、風に揺れるとやさしげで涼しげで、自然に美しい樹形を形成するので、庭の常緑の主木に適しています。刈り込んでも萌芽力が強いので、目隠しや生垣、シンボルツリーにも最適です。
成木では高さ5~10mになりますが成長がとても遅く、庭植えしても大木になるまでかなりの年月がかかります。
開花時期:4~5月
白いキンバイカのような白い小花をつけます。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの日陰にオススメ
ソヨゴ
【常緑広葉樹】
ソヨゴは日向はもちろん日陰でも枯れることなく葉を維持できる木で風に葉が揺られた時にそよそよと音を立てることからソヨゴと名付けられました。日陰でも育つ庭木は多くありますが、ソヨゴは耐寒性・耐陰性に優れており、立木としては重宝されています。
基本的には成長が遅いため、メンテナンスがラクで狭い庭でも植えられるというメリットがあります。
ソヨゴの実が赤く熟すの時期は10月から11月。秋も深まり、紅葉が始まった頃に葉の間からちらちらと赤い実が見えるようになります。ソヨゴは雌雄異株なので実が付くのは雌株です。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ食用になる木花の咲くもの
常緑ヤマボウシ
【常緑高木】
可憐な白い花、直線的な美しい樹形で、自然な雰囲気を楽しめる株立ちが人気です。
花・実・紅葉と一年中楽しむことが出来ます。
落葉性のヤマボウシに比べて、小さめの花を密に咲かせるのが特徴。白い花は花もちが良く、たくさん花をつけた姿は圧巻です。
葉の色は明るい緑色で、秋の終わりにはぶつぶつのついた赤い実がつきます。生でも食べられますが、ジャムにすることもできます。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
シマトネリコ
【半常緑広葉樹】
シマトネリコは、常緑でシンボルツリーとして人気がある庭木です。とても丈夫で育てやすい反面、生長が早く剪定をしないで放置すると、植え付け数年で2階の高さくらいまでに生長します。植え付けしたら早い時期から定期的に剪定をした方がよいでしょう。
雄株異株で雄木には実がなります。病害虫は少なく強健ですが、降雪や乾燥した風で葉が痛むことがあります。
シマトネリコの葉は、小さな葉が密に生えるので見栄えがすること、洋風の庭でも和風の庭でもマッチします。
開花時期:5月~6月頃
大きな花序に小さい花を多数つけます。シマトネリコは金木犀と同じくモクセイ科に分類されており、シマトネリコの花も芳香があり、とても良い香りが漂います。
常緑 低木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの遊び&趣味に使える植物
サンカクバアカシア
【常緑低木】
三角葉アカシアは、オーストラリア原産のアカシアの一種です。三角形の形をしたシルバーリーフの葉が印象的で、全体として見るとギザギザしたような枝ぶりが面白い見た目です。
ブッシュ状に生長し、株元から広がるように扇状になります。シャープな葉と扇のようにカーブのある枝ぶりのバランスが目を引き、シンボルツリーとしても人気があります。
開花時期:3~4月
春に球場の黄色い花が開花します。
花や枝は切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
キンモクセイ
【常緑小高木】
秋に橙黄色の花を咲かせて甘い香りを放ち、ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本の三大芳香木のひとつに数えられています。
葉は楕円形で先っちょが少しとんがっており、ややぶ厚く革のような質感があります。
樹高は大きいものでは10mにもなります。自然な樹形のもの以外にも円筒形に刈り込まれたものなどもよく見ます。
開花期:9月~10月
秋に小さなオレンジ色の小花をかたまって咲かせます。
常緑 高木シンボルツリーにオススメ食用になる木花の咲くもの
オリーブ
【常緑広葉樹】
オリーブは常緑の高木で太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌とたっぷりの水が大好きで、成長も早いです。
初夏に白や黄白色の小さな可愛い花をたくさん咲かせ、その後実をつけます。
キリスト教の旧約聖書のエピソードを由来として、オリーブの木は「平和のシンボル」とされています。
開花時期:5~6月
小さな白い花を咲かせます。
風が吹くときらきらと銀灰色に輝く銀葉が魅力的です。
9月から11月頃にかけて実がなります。オリーブの木は自家受粉しないので、実の収穫を楽しみたいなら違う品種と併せて植えます。
その実は赤、紫、黒へと成熟します。実はそのまま食べるととても渋いのですが、加工することで美味しいオリーブオイルやピクルスなどになります。
落葉 低木シンボルツリーにオススメ食用になる木花の咲くもの
ジューンベリー
【落葉小高木】
ジューンベリーは、名前の通り6月に赤い果実をつける落葉小高木。春に咲く白い花、新緑の葉、初夏の小さな宝石のような果実、秋の紅葉と四季折々に楽しむことのできる果樹です。果実はほんのりとした酸味と甘み、芳香があります。耐寒性・耐暑性があり、自家結実性があるので1本で収穫することができます。
華奢な枝と明るいグリーンの葉に囲まれて真赤な果実がたわわに実っている姿はとても可愛らしい。
ジューンベリーの果実の食べ頃は6月、黒に近いくらいの深い赤に色づいた頃です。ジューンベリーの果実は直径1~1.5㎝程度と小さく、丸い形をしています。
摘み取ったジューンベリーの果実は生食でも食べられます。酸味は少なく、自然な甘さと瑞々しさが美味しい果実です。たくさん収穫ができたら煮詰めてジャムやコンポートにしても楽しめます。
落葉樹なので冬場は葉を落とします。ジューンベリーは紅葉も美しい果樹です。植え付け場所の日当たりによっても葉の色は多少違いがありますが、鈍いオレンジ色~赤に色づきます。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
ヤマボウシ
【落葉高木】
日本の本州、四国、九州の山野に自生する落葉高木で、樹高は10mに達します。大きく枝を横に広げる樹形は美しく、葉もよく繁るので庭木にすると存在感があります。
花や実、紅葉まで四季を楽しめる庭木です。
春が過ぎ、濃いグリーンの葉が出揃った頃に、高木の上の方の枝に白やピンクの花を咲かせます。
開花時期:6~7月
グリーンの葉の間に浮かぶように咲くヤマボウシの花は、遠くから眺めるととても見事です。
実の食べ頃は9月~10月頃
開花後、7月くらいから葉の間に小さなグリーンの球体がちらほら見えてきます。このグリーンの実が赤く熟して、食べられるようになるのが秋です。
ヤマボウシの葉は冬の落葉期を除き、一年中美しい姿を見せてくれます。春の柔らかい萌黄色の新緑、夏のしっかりとした濃いグリーンの葉、秋の鮮やかな紅葉と、四季を通じて色を変えるのも魅力です。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
ハナミズキ
【落葉広葉樹】
ハナミズキはミズキ科の落葉樹で、桜(ソメイヨシノ)が咲き終わるころ、白やピンクの美しい花が開花します。北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、別名「アメリカヤマボウシ」とも呼ばれています。
自然樹形が美しく、花、葉、実、紅葉、樹形と、一年を通して見どころの多い樹木なので、街路樹のほか庭木にもよく利用されます。
花だけでなく、花が終わった後に出てくる葉も美しく、枝は横に広がるように生長します。
秋になると赤い実がなり、紅葉した後に落葉します。落葉樹の中では、色づきだすのと葉が落ちるのが早いほうです。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
ジャカランタ
【落葉高木】
アルゼンチン原産の落葉高木で高さは15mにもなる。葉が出る前に花が咲き乱れ、散った花が紫色の絨毯を作る様子などが、まるで「青い桜」のようだと親しまれている花木です。レースのような細い葉が美しいです。シダのような南国の雰囲気が楽しめます。
ブルーブロッサムビューイング は、日本で育成された低木性の品種です。通常種(地植えで樹高15m)の3~4分の1程度で樹高が止まるため、1~3mの高さで花を鑑賞することができます。 通常種に比べ花色はやや濃く、小さいうちから花が咲きやすく、花付きも良好です。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
スモークツリー
【落葉高木】
スモークツリーは、名前からも分かるように花を咲かせた後にフワフワとした煙のような不稔花(ふねんか)を見せるのが特徴の植物です。
ただ、スモークツリーはイチョウなどと同じように雌雄異株で、花後に煙のようになるのは雌花のついている雌株だけです。
スモークツリーの花期は6月~7月
花期になると、枝先に円錐状の花序を出し、花径3~5㎜程度の小さな花を多数咲かせます。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
サルスベリ
【落葉広葉樹】
サルスベリは夏から秋まで長く開花する落葉樹です。地域によっては秋に美しい紅葉を見ることもできます。サルスベリは栽培しやすい樹木なので一般家庭に植えられる他、日本の公園や街路樹でも多くみられます。
サルスベリは新梢を伸ばしながら枝先に花芽をつくり、夏から秋にかけて次々と開花します。枝の生育にばらつきがあるので、「百日紅」の別名どおり、開花期が長期間となります。
花色は濃ピンクや淡ピンク、赤、白、紫、複色など沢山の色があります。最近のサルスベリの新品種は、葉の色が銅葉のものなども登場しています。
サルスベリの特徴は木の肌にもあります。サルスベリの樹皮はザラザラしているのですが、一度樹皮が剥がれ落ちると白い木肌が見え、その部分はとてもつるつるしています。この木肌はサルが木に登ろうとしても滑って落ちてしまいそうなことから「サルスベリ」と名付けられました。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
コブシ
【落葉広葉樹】
早春に真っ白なきれいな花を咲かせ、冬が明ける合図となる花です。桜のソメイヨシノと同様に葉よりも先に花が咲きますが、開花時に1枚だけ花の下に葉を付けます。コブシの花びらの枚数は6枚であるのに対して、ハクモクレンは9枚です。花はとても良い香りがします。少し先に開花するハクモクレンよりも花びらが薄くほっそりとした印象の花です。
春に真っ白できれいな花を咲かせ、冬が明ける合図となる花
淡いピンクや白い花を咲かせるシデコブシ(ヒメコブシ)
コブシより樹高が小ぶりなので、庭園や公園樹の他、個人宅の庭木としてよく利用されています。両者の違いは、コブシの花弁数は6枚であるのに対して、シデコブシ(ヒメコブシ)は花弁の枚数が多く、園芸種は八重咲き種もあります。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
コハウチワカエデ
【落葉高木】
コハウチワカエデの葉は切れ込みが浅く、小さな手のひらの様な可愛らしい雰囲気があります。
イロハモミジなどは鋭利な葉が凛とした上品さを感じさせますが、コハウチワカエデの葉は丸みを帯びた優しいフォルムをしています。
コハウチワカエデは放任しても5m前後の樹高に留まるおとなしいカエデであり、生育環境さえ良ければとても住宅向きの落葉樹と言えます。
コハウチワカエデはその非常に繊細で上品な樹形から、ナチュラルガーデンのデザインにも相性が良いです。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
エゴノキ
【落葉高木】
日本古来の雑木として、株立ち樹形が特に人気の有る樹種です。自然樹形でも、雑木の中では比較的整った樹形になり、晩春には小さな白い花をたくさん付けます。
和風雑木の庭だけに留まらず、洋風のお庭にもマッチして自然な空気をもたらしてくれます。枝ぶりに人気がありますが、花付きも良く魅力があります。
エゴノキは日向から半日陰を好み、足元は日陰で樹木の上部に日が当たっているような場所でもよく育ちます。
小さな白い花を枝から下げるように咲かせる姿が美しい
開花期:5~6月
エゴノキの実は、夏から秋にかけて実ります。7月頃に直径約1cm程度の卵型のグリーンの実を、枝いっぱいにぶら下げます。熟すに従い茶色く色付いていき、最後には果皮が裂けて中から黒に近い茶色の種子が出てきます。
果皮には、10%ものエゴサポニンが含まれ、果実をかじると「エゴイ、エグ味」を感じることが和名の由来。
ヤマガラなどの野鳥は果皮を上手に割り、中の種子だけを取り出してエサにしています。
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
アオダモ
【落葉広葉樹】
モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹で別名で、コバノトネリコ、アオタゴともよばれる。
アオダモの「アオ」の由来は、雨上がりに樹皮が緑青色になること、枝を水に浸けてしばらくくすると水が青を帯びた色になることからきています。
材の特性を活かしてバットやテニスラケットなどの材料になることでも知られています。
すらっと伸びる株立ち高木の樹形の自然な雰囲気を活かして、シンボルツリーとして人気があります。
花は白く綿菓子のようにふわふわとして美しい
開花:5~6月
落葉 高木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの
イロハモミジ
【落葉広葉樹】
イロハモミジは、ムクロジ科の落葉高木です。春には若葉と小さな花、夏は青葉、秋には紅葉と、四季を通じて美しい姿を見せてくれる庭木です。
和風のお庭にはもちろん、モダンや洋風のお庭にもうまく調和します。
3月ごろから垂れ下がるように小さな赤い花を咲かせます