常緑 低木花の咲くもの遊び&趣味に使える植物
グレビレア・ロビンゴードン
グレビレアは、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。オージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物の中でも人気があり、鉢ものや切り花として流通が増えています。
種類がとても豊富で、品種によって開花期、樹高、葉の形に違いがあります。多くは低木に分類されていますが、中には10m以上になる高木もあります。また、立性や這性など、生長の仕方も品種によって違いがあります。生長は比較的穏やかなものが多く、プランター栽培も可能です。年々暑くなる日本の夏の環境にも合い、手入れも比較的楽で華やかな花が長期間咲くことから、庭木や店舗装飾の植栽としても利用されます。
グレビレアの花はとてもユニークな形状をしています。花弁に見えるのは総苞で、複数の雌しべが飛び出て、くるりと巻いたように開花します。グレビレアの花の中でも咲き方がいくつかあり、一番流通量が多いのはブラシに例えられる円柱のような形の種類です。他には、花が小さめで蜘蛛のような形に見える咲き方、花序の上の部分だけから雌しべが空に向かって伸びていることから歯ブラシに例えられる咲き方などがあります。
常緑 低木花の咲くもの
リュウカデンドロン・レッドデビル/イエロー・デビル
リューカデンドロンは南アフリカ原産の、日本ではドライフラワーになる切り花としても馴染みのある植物です。80品種ほどがあり、品種によって形や色もさまざまです。日本で流通しているのは1~2mほどになる低木の品種です。
葉が変形した苞(ほう)という部分が色づくのが特徴で、品種によって赤やピンク、黄色などさまざまな色があります。苞(ほう)は花のようにしおれないため、長い期間色合いを楽しめます。苞(ほう)が大きく魅力的で、デンドロンは葉の色や大きさがバリエーションに富んでいる植物です。花の代わりに、美しい葉を観賞して楽しむということができるのは、リューカデンドロンの特徴のひとつです。
【リュウカデンドロン・レッドデビル】
開花期6~8月の夏の暑い時期です。
実は花自体は控えめで分かりにくいのですが、花を覆う葉がアンティークカラーのレッドやイエローに変わります。 この葉は苞葉と呼ばれ、小さな花がその中にあります。 また花は雄株と雌株に分かれていて、その形も異なります。
常緑 低木グランドカバー遊び&趣味に使える植物
タイム
ハーブのタイムは無農薬で育てられる性質が丈夫なハーブです。タイムのハーブとしての利用法としては、お肉やお魚の臭み消し、防腐効果、殺菌効果などがあります。
一般的に、立性のタイムは料理に使われるものが多く、ほふく性のタイムはグランドカバーや花壇の縁取りに使われるものが多いです。
立性のタイムは、上へと伸び、ある程度の高さに成長すると横方向に広がっていきます。
地植えにすると草丈が30〜40cm程度の高さになります。
ほふく性のタイムは、最初から横へと広がっていきます。這うように成長するので、草丈は10cm程度にしかなりません。
現在では品種がとても豊富で、数百品種はあると言われています。
コモンタイムは、タイムの中で、最もポピュラーな品種です。
白から淡いピンク色の小さな花をたくさん咲かせます。一般的に料理に使われ、食用にされるのは、コモンタイムです。
開花時期:4~6月
レモンタイムは、葉に触れるととても爽やかなレモンの香りがするタイムで、ポプリやハーブティーに使われます。
白〜薄いピンクの小さな花を咲かせます。
レモンタイムの中でも、葉が黄色く縁取られているものは、ゴールデンレモンタイムと呼ばれ、レモンの香りだけでなく、カラーリーフとしても楽しめます。
シルバータイムは、葉の白い縁取りが特徴的で、花付きはあまりよくありませんが、淡いピンク色の小さな花を咲かせます。
秋から冬には全体にピンクと紫色をかけたように紅葉し、カラーリーフとしても人気があるタイムです。
クリーピングタイムは、ほふく性のタイムの中で、生育が旺盛でグランドカバーとしてポピュラーな品種です。
春に花が咲きます。花の色は、ピンク、薄紫、白があります。
クリーピングタイムは常緑なので、冬でもお庭が寂しくなりません。踏圧にも耐えられるので、通り歩きするところに植えることもできます。
常緑 低木日陰にオススメ遊び&趣味に使える植物
センリョウ
センリョウ科の常緑低木です。
だんだんと寒くなってくる11月ごろ、緑だった実が赤や黄色に色づき冬をつげます。マンリョウとは異なり実は枝先に固まってつけるので、とてもよく目立ちます。実の色は赤が普通ですが黄色もよく見ます。葉は鋸歯の目立つ深緑色で、反対色の赤い実とは相性がよいです。
半日陰の、やや湿った肥沃な土の場所を好みます。丈夫で幅広い環境で育ちますが、日当たりが良すぎたり土壌が乾燥すると、葉焼けしたり枝先が痛んで見苦しくなります。
だんだんと寒くなってくる11月ごろ、緑だった実が赤や黄色に色づき冬をつげます。マンリョウとは異なり実は枝先に固まってつけるので、とてもよく目立ちます。実の色は赤が普通ですが黄色もよく見ます。
花の少ない冬に、美しい果実をつけるセンリョウは、正月の縁起物として人気の高い植物です。
常緑 低木花の咲くもの生垣
セイヨウイワナンテン・レインボー
セイヨウイワナンテン・レインボーはツツジ科イワナンテン属の常緑低木です。
光沢のある艶やかな分厚い葉っぱにピンクとクリーム色の斑入りのカラーリーフです。春には小さな花が咲き、花にも鑑賞価値があります。
株元から複数の枝を出し、枝は枝垂れながらコンモリとまとまり、枝先に花がブラさがります。植え付けの場所は日当たり〜半日陰〜明るい日陰のどこでも生育し、頑健で手間がかからないので、マンションの植え込みなどによく植えられています。
開花時期:4月中旬~5月
小さな釣鐘状の花を咲かせますが、ほとんどは葉に隠れてしまいます。そのため花よりも斑入りの葉や赤い新芽・紅葉を鑑賞することが多い植物です。
また樹高が1~1.5mになるので寄せ植えをするなら低木との相性がよいでしょう。
常緑 低木食用になる木花の咲くもの遊び&趣味に使える植物
ローズマリー
地中海沿岸 が原産の常緑低木です。
ローズマリーは、葉に「針葉樹」や「薬品」などを連想させるスッキリとした爽やかな香りがある所と、また温暖な気候では一年を通して花が開花する所、青紫色の花が上品な印象を与える所等が魅力の植物です。
ローズマリーの樹形は「直立性」「匍匐性」「半匍匐性」の3タイプがあります。
日本の夏の高温多湿が苦手ですが、風通しを良くするように管理すれば問題ありません。育て方は比較的簡単なハーブです。
開花時期:3~11月
優しい青紫色の花は落ち着いた印象や上品な印象を与えるため、ナチュラルからエレガントまで雰囲気のあるお庭などによく合います。
爽やかな香りのある葉を収穫してポプリや料理などで使用出来ます。
常緑 低木花の咲くもの日陰にオススメ
マホニアコンフーサ
【常緑低木】
日陰に強く、他の花が少ない時季に開花すること、病害虫の被害が少ないこと、日本の木にはないエスニックな雰囲気を持つことなどから、近年では和洋問わず多くの庭園や公園、街路などに使われる。
本来は日向を好み、日陰では花付きが悪くなる。西日には強いが乾燥が厳しいと葉の色が悪くなるため、植栽の際には植穴に腐葉土などを漉き込んで保水力を高めるのがよい。
開花時期:他の花が少ない冬(10~12月)が中心だが狂い咲きも多い。
黄色い小花が房状に集まって咲く。
常緑 低木花の咲くもの遊び&趣味に使える植物
フレンチラベンダー
【常緑低木】
フレンチラベンダーはストエカスラベンダー系と呼ばれるラベンダーの一種です。暑さに強く育てやすい品種として有名です。
春から秋まで土が乾いたらたっぷりお水を与えます。花後と蒸れを防ぐために5~12月の間は込み合った枝があれば剪定をします。
フレンチラベンダーの花はとても特徴的で、細く伸びた茎の先端に稲穂状に花が付きます。最大の特徴は花穂の先についた葉。葉だけれど緑色ではなく、紫色や白い色をしています。細長い花びらにも見えるこの葉。これは苞葉(ほうよう)と言い、花穂を守るために葉っぱが変異したものです。4枚ほどの苞葉が花穂の先端についており、ウサギの耳のようにも見えます。
開花時期:5~7月
花後に切り戻しとすかし剪定を行います。適期は6月~7月頃です。
終わった花をつけたままにすると株がくたびれてしまいます。
常緑 低木花の咲くものつる性植物遊び&趣味に使える植物
ハゴロモジャスミン
【つる性半常緑低木】
春に香りの良い花を咲かせるつる植物です。一重咲きで、花の外側はピンク、開くと内側は白をしています。開花期はつぼみのピンクと、咲いた花の白さが混ざりあって、美しい眺めになります。
開花時期:7月~9月
ジャスミンの花の香りは香水の原料にされたり、お茶に混ぜてジャスミン茶にされたりしています。
花の香りは夜に強く香ると言われ、花は夕方から明け方にかけて開花し、辺りに芳香を放ちます。このため夜の女神と結びつけられたり、香りに催淫効果があると信じられてきました。
常緑 低木日陰にオススメグランドカバー
コニファー ブルーチップ
【常緑低木】
コニファーはヒノキ科やマツ科など数種類をまたぐ常緑性の針葉樹の総称です。
「ブルーチップ」は、春から秋にかけて美しいシルバー色の美しい葉が楽しめます。寒い冬は紫色がかかり、シックな葉色になるのも素敵。成長は遅めですが、分枝が旺盛で、緻密なグランドカバーを作ります。 枝は細く枝葉も粗いのが特徴です。
這うように広がります。
成長は遅いが、株の中心がやや盛りあがり分岐が旺盛で枝葉が密集するためグランドカバーにもなります。
常緑 低木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの生垣
ポップブッシュ(ドドナエア)
【常緑中木】
気温が低い時期は赤葉~銅葉、気温が高い時期は緑色の葉が展開する、年中葉色を楽しめる常緑樹。
シンボルツリーや目隠し樹木としても利用できる。
比較的耐久性も高く、病害虫被害も発生しないので、手入れが楽なので初心者でも育てやすい樹種の一本。
冬に紅葉した葉っぱは5月くらいまで残り、5月に新芽が出ると緑の葉っぱに入れ替わります。
常緑 高木常緑 低木シンボルツリーにオススメ食用になる木花の咲くもの生垣
フェイジョア
【常緑広葉樹】
最近庭木として人気の高いフェイジョア。葉が密生し、球系の整った樹形になります。
鮮やかな花と銀葉が美しい南米原産の果樹です。秋になる実は香りがよく食用にも。
洋風のお庭のシンボルツリーや生垣にも最適です。
開花期:5月中旬〜6月
淡いピンクの花弁を広げた中央に、真っ赤な多数のおしべが放射状に広がる愛らしい花姿で、花木としても人気があります。
果実の収穫期は10月中旬〜12月上旬
ただし、一部の品種を除いたほとんどが自家不結実性で、1本だけでは実がつきません。果実を楽しみたい場合は、異なる2品種以上を植える必要があります。果実は卵くらいのサイズで、自然落下を待って収穫し、追熟させます。
常緑 高木常緑 低木花の咲くもの生垣
トキワマンサク
【常緑広葉樹】
しなやかな枝に卵形の小さな葉が優しく揺れる姿が人気です。花は細いリボンのような4枚の花弁があり、春の開花期には枝先に集まるように咲くため株全体が花に覆われ、遠くからでもその美しさが楽しめます。緑の葉に黄色みを帯びた白い花が輝くように映えます。
園芸品種には葉に赤みを帯びるものや花色が赤いものもあり周囲の植物との組み合わせも、幅広く楽しめます。
落葉樹のマンサクとは異なり葉はやや小さめで常緑です。
開花期:4~5月
花は細いヒモ状で初夏の初めに咲きます。
紅花種
常緑 低木シンボルツリーにオススメ花の咲くもの遊び&趣味に使える植物
サンカクバアカシア
【常緑低木】
三角葉アカシアは、オーストラリア原産のアカシアの一種です。三角形の形をしたシルバーリーフの葉が印象的で、全体として見るとギザギザしたような枝ぶりが面白い見た目です。
ブッシュ状に生長し、株元から広がるように扇状になります。シャープな葉と扇のようにカーブのある枝ぶりのバランスが目を引き、シンボルツリーとしても人気があります。
開花時期:3~4月
春に球場の黄色い花が開花します。
花や枝は切り花やドライフラワーとして楽しむことができます。