多年草
花の咲くものグランドカバー多年草 グレビレア・ラニゲラ

グレビレアは、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。オージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物の中でも人気があり、鉢ものや切り花として流通が増えています。
種類がとても豊富で、品種によって開花期、樹高、葉の形に違いがあります。多くは低木に分類されていますが、中には10m以上になる高木もあります。
本種は多肉植物的な要素を持ち、生育は横に拡がるように茂るので、鉢植えで垂らしても面白いし、地植えではアプローチ周辺のグランドカバーとしても感じが良くなマッチします。
常緑 低木多年草 ユーフォルビア・シルバースワン

ユーフォルビア・ホワイトスワンは、ヨーロッパ、北アフリカを中心に分布するトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属)の常緑性多年草です。
分布域は、岩の多い乾燥気味の場所などに自生しています。
美しい花とユニークな草姿から、世界で広く栽培されているユーフォルビアの一種です。
ユーフォルビアには2000種以上あり、形、見た目の種類も様々です。
常緑 低木多年草 ホワイトソルトブッシュ

ホワイトソルトブッシュ(ラゴディアハスタータ)は1cm程度のハート型のシルバーリーフが魅力的なオーストラリア原産の常緑低木です。
海岸やその付近の塩分を含んだ荒地でも育つ低木や多年草(宿根草)を
総じて「ソルトブッシュ」と呼んでいるため、ソルトブッシュと名の付く植物は複数あります。
株が小さいうちは冬の寄せ植えの材料として利用することができます。地植えで育てた場合には約1m程度になります。
鉢植え、地植えともに利用でき耐寒性が強いので暖地であれば戸外でも問題なく越冬できます。
年間を通してシルバーリーフを楽しむことができるので庭やベランダの景観づくりにとても重宝する植物です。
常緑 低木多年草 ロータス・ブリムストーン

ロータス・ブリムストーンは、地中海沿岸部に分布するマメ科の多年草。水はけの良い土壌を好んで自生しています。
ロータス・ブリムストーンは、クリームイエローの新葉が美しく、ふわふわとしたやわらかい質感にも魅力があります。枝先からの葉色のグラデーションがきれいで、庭植えや寄せ植え、ハンギングバスケットのアクセントに使うカラーリーフとして人気があります。ブリムストーンには硫黄の意味があり、若葉の葉色から硫黄が連想されてその名が付けられたと言われています。
ロータス・ブリムストーンは日当たりの良い場所を好みます。過湿による蒸れに弱い性質があるので、風通しの良い場所に置きましょう。
多年草 ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーは、バラ科の常緑多年草のハーブです。ワイルドストロベリーという名前からもわかるように、イチゴの野生種なので性質がとても丈夫な植物です。
ワイルドストロベリーは地植えから寄せ植え、ハンギングなど、様々な用途で利用できます。ワイルドストロベリーは葉の色が若緑色で明るく、ガーデニングの素材としても人気があります。
花の咲くものグランドカバー多年草 ラムズイヤー

ラムズイヤーは、英名(Lamb’s ears=羊の耳)の名前の通り、ビロードのような柔らかな肌触りの葉が独特な多年草のハーブです。厚みがありふわふわとしたシルバーグリーンの株は、庭に植えると広がるように生長し、さまざまな木々やバラ、草花類と相性が良く、隣の植物を引き立てます。広がるように生長するのでグランドカバーとして使われることもあります。
寒さには強く、基本的には丈夫な植物ですが、日本のような高温多湿や蒸れを嫌うため、夏の管理には工夫が必要です。
グランドカバー多年草 ヒメイワダレソウ
ヒメイワダレソウは、地面を這うようにして生長するクマツヅラ科の多年草です。生命力が強く多少の踏みつけにも耐えるので、芝生の代わりのグランドカバープランツとして利用されます。
地面だけでなく近くのコンクリートや壁を伝うほど繁殖力が旺盛で、伸びた茎の節の下から根を出し広がり、株元は次第に木質化していきます。寒冷地以外では冬も常緑を保ちます。
花の咲くもの多年草 フランネルフラワー

ランネルフラワーは、花や葉が柔らかい毛織物のようにふわふわした感触の多年草です。
花の色は白や複色。葉の色はシルバーグリーンです。
フランネルフラワーは日当たりの良い場所を好み、高温多湿が苦手です。長雨に当たると花や葉がいたむので、地植えの場合は軒下など雨の当たらない場所に植え、鉢植えの場合は雨のかからない日なたに置いて管理します。
常緑 低木多年草 ニューサイラン

地面からシュッと鋭い葉っぱをたくさん生やすニューサイラン。葉っぱの色のバリエーションが豊富で、庭やお部屋のカラーリーフに人気です。大きく育つと背丈が3mほどになり、存在感があります。
草姿が美しいので園芸植物や庭園にも人気があります。
寒さに強く、1年中葉っぱをつける常緑性のため、丈夫な観葉植物として人気があります。また、葉っぱの色も多彩で、ライムグリーンや深緑、シルバーグリーン、銅、赤色などがあります。
花の咲くもの日陰にオススメ多年草 ツワブキ

ツワブキは海沿いの草原や崖、林の縁に見られる常緑の多年草です。葉は革質でつやがあり、円くて直径20cm前後あります。新芽は茶色の綿毛に包まれていますが、成長につれて取れていきます。地下には短いワサビ状の根茎が連なり、大きな株になります。花は株の中心から出て、先端に10~30輪ほどのキクに似た、花径3cm前後の黄色い花を咲かせます。
多年草宿根草 ジギタリス

ジギタリスは落葉・宿根草・多年草です。イングリッシュガーデンの定番として人気の花です。ベル状の花が穂状についた花穂がすっと伸びて咲く姿は存在感抜群です。花の色は紫を中心に、白、ピンク、イエローなどがあり、次々に新色が登場しています。ジギタリスは本来は宿根草ですが、日本では暑さに弱いため春まきの二年草として扱われます。夏越ししやすい東北から北では、秋に種まきして2年越しで立派に生長させることができます。丈夫なので環境に合えば毎年、こぼれ種が発芽して開花します。
※ジギタリスは全草にジギトキシン、ジゴキシンなどの有毒成分が含まれているので注意しましょう。
花の咲くもの多年草 ゼラニウム

ゼラニウムは半耐寒性多年草です。品種により日本では越冬できないものもありますが、緑の葉を残し越冬する品種も多くあります。少し厚みのある葉と瑞々しい太さのある茎を持ち、乾燥に強いのが特徴です。
ゼラニウムの花は春から初夏にかけて開花する一季咲きの種類と、環境さえ合えばほぼ一年中開花する四季咲きの種類があります。ゼラニウムには数百種の品種が存在すると言われていて、その花は色も咲き方も多様です。大きな花びらを平たく開かせる咲き方のものや、スミレを思わせるような華奢な花びらを立てるように咲かせるものなどがあります。
花の咲くもの多年草 シロタエギク

シロタエギクはキク科の常緑多年草で、シルバーリーフといえば、必ずといってもよいほど名前があがる植物です。品種によって葉の形が異なりますが、一般的にシロタエギクというと、セネキオ・キネラリアをさすことが多いです。シロタエギクは美しい葉の色や形から、使用用途が寄せ植えや花壇のリーフプランツとして使われることが多いですが、剪定しないでおくと黄色い花を咲かせます。
常緑 低木食用になる木花の咲くもの多年草 セージ

地中海沿岸原産のシソ科の多年草、あるいは常緑低木。優しいグリーンの葉と初夏に咲く薄紫のような水色のような色の花が魅力です。
セージは、全草に爽やかな香りがあるのが特徴のハーブです。ソーセージの語源だと言われているように、肉料理の臭み消しや香りづけ、お茶、精油などに使用されています。セージには多くの種類があります。
昔からセージは浄化のハーブだと言われています。オーラを浄化したり、不純物を取り除く力があるとされてきました。
セージは放っておいても枯れずに生長を続けるので、不死の植物とされていたそうです。
多年草 ギボウシ

ギボウシは東アジアに分布する多年草で、日陰でもよく育つ観賞価値の高い植物です。葉は平たく、多くが楕円形で、縦に筋が入ったように見える葉脈が特徴的です。
ギボウシは、アジアの中でも特に日本に数多くの種類が自生しています。これらがヨーロッパに渡り、多くの改良品種が生まれました。ギボウシは日陰でもよく育つ上に、葉色や草姿が美しいので、「ホスタ」と呼ばれ国内外に愛好家がいるほどです。
グランドカバー多年草 アサギリソウ

アサギリソウは、細かい繊細なシルバーリーフが美しい耐寒性常緑多年草です。
「アサギリソウ」の名前の由来は、朝霧が煙っているように見える、こんもりとした銀色の草姿にあるそうです。株がある程度育つと、ヨモギの花に似た形の黄緑色の花を咲かせます。草丈は20~30㎝ほどで、株幅は50㎝以上になることがあります。
花の咲くもの多年草 アガパンサス

アガパンサスは南アフリカが原産の多年草で、初夏に光沢と厚みのある葉の株元から花茎を立ち上げて、花火のような形状の涼やかな花が開花します。性質は大変丈夫で育てやすいため、公園や花壇の植え込みなどによく植えられています。性質は冬でも葉が枯れない多年草タイプと冬は地上部が枯れる宿根草タイプ、その中間型があります。草丈は、膝丈にも満たない矮性から、1mを超える大型まであります。近年、新品種が次々と作出され、草丈や花色のバリエーションがとても豊富になりました。